インスタ競合調査の落とし穴と成功する分析術〜フォロワー数に惑わされるな!〜

こんにちは、金本です!

海外向けのマーケティングを中心に情報発信をしており、個人や事業者の方が「海外に向けて商品やサービスを広げたい」と考えたときに役立つ情報をお届けしています。

今回のテーマは、Instagramでアカウントを立ち上げるとき、真っ先に行う「競合調査」について。特に「フォロワー数だけ見て、なんとなく真似してしまう」やり方は要注意だという話をしていきます。


なぜフォロワー数だけ見てはいけないのか

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Instagramの運用を始めるとき、多くの人はまず「競合アカウントを探そう」と思いますよね。そこでありがちなミスが、「フォロワーが多いアカウント=成功しているアカウント」と判断してしまうこと。

一見フォロワーが多いと「うまくいっているんだな」と思ってしまいがちです。でも実際には、

  • どこで収益が発生しているのか(キャッシュポイント)
  • Instagramが全体のビジネスの中でどう位置づけられているのか(ファネル構造)
  • 特殊なつながりや資産(人的リソース、既存のネットワークなど)があるのか

といったポイントをきちんと見ていかないと、フォロワー数だけでは「本当にうまくいっているのか」が分からないんですよね。

私自身もSNS運用のコンサルを行っていますが、フォロワー数の多さだけを頼りに運用戦略を組むと、結局「うちのビジネスでは再現性がなかった…」と悩むケースが少なくありません。


競合調査をするときに見るべきポイント

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では、具体的に何をチェックすればいいのか。以下のステップで見ていくと、ビジネスに落とし込みやすいはずです。

1. まずはキャッシュポイントを探す

「このアカウントは、どこでお金を得ているのか?」を考えてみましょう。

  • リンク先のLP(ランディングページ)を見てみる
  • プロフィールやハイライトをチェックする
  • 別SNSやホームページが連携されていれば覗いてみる

意外と、表面的には見えづらい収益源が隠れているケースも多いです。たとえば、自治体や企業と独自の連携をしていたり、オンラインサロン・コミュニティで収益を上げていたり。そこを把握すると、「なるほど、この人はInstagramでファンを集めて○○に誘導しているのか」と全体像がわかります。

2. 連携している他のSNSやホームページ

Instagram単体だけを見ても、そのアカウントの実態はつかめません。多くの人がInstagramを「認知」や「ファン醸成」の入り口にしているだけで、実際の購入や契約は別のプラットフォームで行っていることも。

  • ホームページやブログへ誘導しているのか?
  • YouTubeやTikTokなど、他のSNSでも活発に活動しているのか?
  • LINE公式アカウントやメルマガをもっているか?

これらを調べてみると、「顧客がゴール(購入・問い合わせなど)にたどり着くまでの流れ=ファネル構造」が見えてくるはずです。

3. 排他的な資源・人的ネットワークの有無

「成功している理由」が、その人だけの特別なネットワークやノウハウだったりする場合もあります。たとえば、

  • 地元の商工会議所や観光協会から支援を受けている
  • 海外企業との独自契約がある
  • 一般には出回りづらいデータを持っている

など。自分のビジネスで再現できるかどうかを見極めるには、こうした“特殊リソース”の有無も見逃せません。


競合調査を活かすための流れ

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  1. ざっくりジャンルを決める
    まずは「海外向け日本食紹介」「英語学習アカウント」「海外旅行サポート」など、自分が勝負したいジャンルをはっきりさせます。

    ジャンル認知の重要性と、そのやり方については以下の記事で詳しく述べています。

    https://www.nihon-connect-sns.com/genreinstagram
  2. 候補のアカウントをピックアップ
    気になるキーワードでInstagramや他SNSを検索。フォロワー数は一応の目安ですが、多い少ないにこだわらず幅広く洗い出すのがコツ。
  3. アカウントが持つビジネス構造を分析
    • キャッシュポイントはどこ?
    • どんなSNS・サイト・コミュニティが連携されている?
    • 特殊なリソースはあるか?
  4. 参考にするアカウントを厳選
    上記の分析を踏まえ、「自分のビジネスで再現しやすそう」「実践すれば伸びそう」と思えるアカウントを数件だけピックアップ。
  5. リールやショート動画の伸びている事例を抽出
    厳選したアカウントの中で「これはバズったな」「リーチが大きいな」と思う投稿をいくつかピックアップし、なぜ伸びたかを研究。そこからコンテンツのネタや構成を学んでいきます。

まとめ:全体で一つの“仕組み”を見よう

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競合調査の最大のポイントは「Instagram単体ではなく、ビジネス全体の流れを理解する」ということ。フォロワーがたくさんいてバズっているように見えても、実は本質的な部分で成果につながっていないアカウントもあります。

逆にフォロワー数がそこまで多くなくても、リピートや顧客満足度が高く、「少数の濃いファン」でしっかり売上を立てているところもある。数字だけでは測れない部分を見極める目を養うのが大事ですね。


行動しよう

  • まずは「競合アカウント」を10個ほどピックアップしてみる
  • それぞれの「キャッシュポイント」「ファネル構造」「排他的リソース」をチェック
  • そこから「このやり方なら自分でも活かせそう」という要素を拾い出してみる

フォロワー数や見た目の派手さに惑わされず、本質的に成果を出している人のやり方を分析すれば、あなたのビジネスや副業もグッと伸びるはずです。

もし「どこからどう分析すればいいかわからない」「海外展開をどう始めればいいの?」という方は、ぜひ私の他の記事もチェックしてみてくださいね。

最後まで読んでいただきありがとうございました。それではまた!

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