【まとめ】海外向けオンライン販路の作り方ロードマップ

こんにちは!金本です。

このブログでは、海外に商品やサービスを展開したいと考える個人や事業者の方々に向けて、有益な情報を発信しています。

今回は「海外向けオンライン販路の作り方」についてお話しします。特に、SNSを活用したオンライン販路構築の基本と、その効果的な運用方法を中心に解説します。


海外向けオンライン販路構築の基本的な考え方

商品やサービスを海外に届けたい場合、販路の基本構造は以下のように考えられます:

  1. コンバージョンが発生する場所(購入や問い合わせが行われる場所)
  2. その場所へユーザーを呼び込むための導線

この導線の入り口として、SNSを活用する方法が非常に効果的です。リスティング広告を使うとスピードは担保されるものの、コストがかかりますし、出稿をストップしてしまうと一気にインプレッションが落ちてしまいます。

現在のSNSのアルゴリズムは、リスティング広告ほど精緻とは言えないものの、興味関心、地域言語性別など、ある程度こちらのターゲッティング戦略がうまく行くと勝手にターゲットに届くようになっています。

その仕組みについては、以下のブログにまとめているので合わせてお読みください。

  1. リスティング広告のメリット :
    正確なターゲティングが可能
    高いCV率を期待できる
    クリエイティブコストの削減
  2. SNSのメリット
    コストがかからない
    戦略的に発信することでターゲットに届く
    長期的な資産になる

SNSを活用した販路構築のメリット

1. コストゼロでも、認知拡大のスピードが速い

僕自身、Instagramアカウントを運用して半年でフォロワーを10万人以上獲得しました。

SNSの最大の魅力は、短期間で多くの人にリーチできる点です。特にInstagramは、ファン化が進みやすく、ブランドの良さを伝えるのに適したプラットフォームです。

2. SNSと他のチャネルを組み合わせた販路設計

SNS単独では購買までのハードルが高いことが課題ですが、ウェブサイトやマーケットプレイスと組み合わせることで解決できます。

まだまだCVが発生する場所は検索エンジン上で出てきたwebサイトが多いのが現状(今後検索系のAI上で購買行動が促進されると思われますが、その元情報もGoogleの検索結果が多いです)

実際にCVが発生する場所を持っておくこと、そして強化しておくことは必須です。

SNSの購買までのハードルの高さと、webサイトの拡散スピードの遅さ、これらを相殺する形をとれる戦略を考える必要があります。

例えば、SNSで興味を引いたユーザーをランディングページ(LP)やShopifyなどのマーケットプレイスに誘導し、そこで購買を促す流れを作ります。


効果的なオンライン販路構築の3パターン

1. SNS + マーケットプレイス

SNSを使って認知を広げた後、ShopifyやTripadvisorなどのマーケットプレイスを活用して販売を行う手法です。これにより、初期コストを抑えながら販売テストが可能となります。

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  • SNSでの活用方法
    • InstagramやFacebookで商品の魅力を伝える画像や動画を投稿。
    • プロフィールリンクにマーケットプレイスのURLを設置。
  • マーケットプレイスの活用
    • 商品やサービスの詳細情報を掲載。
    • 購入者レビューを収集して信頼を構築。
  • 分析のポイント
    • SNS投稿ごとのクリック率を把握。
    • マーケットプレイス内でのコンバージョン率を測定。

例えば、Instagramで商品の魅力を伝える投稿やストーリーを発信し、プロフィールリンクにマーケットプレイスのページを設置します。その結果、どの投稿が購買につながったかを分析することで、効果的な投稿内容を特定できます。また、レビュー機能があるマーケットプレイスを活用することで信頼を構築しやすくなります。

ここでは、テスト的にSNSのフォロワーがどんな反応を示すのかを観察すること、そして実際の購買事例、使用事例を蓄積することがポイントとなりますね。

2. SNS + ランディングページ(LP)

SNSで集客し、簡潔かつ魅力的なランディングページ(LP)に誘導する手法です。LPは1ページで構成され、購買や問い合わせを直接促します。

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  • SNSでの活用方法
    • キャンペーンや特典情報を発信してLPへ誘導。
    • 動画や画像を活用してターゲット層の興味を引く。
  • LPの設計
    • 購買者の声や商品画像を掲載して信頼感を高める。
    • スマートフォンに最適化されたデザインを採用。
  • 分析のポイント
    • LPへの流入数、滞在時間、コンバージョン率を測定。

たとえば、Instagramでキャンペーン情報を発信し、LPへ誘導することで、特定のターゲット層への訴求を強化します。LPには、購買者の声や商品画像、使用例などを掲載し、信頼感を高めます。また、Googleアナリティクスを活用して、訪問者の行動やコンバージョン率を詳細に分析します。

LP一枚なら、HPを持つほど工数はかからず、自社で作成すれば細かな仕様変更も可能です。アナリティクスを導入し、どこに課題があるのかを逐一分析できる状態をすぐに作りましょう。

3. SNS + 自社サイト

自社サイトを構築し、SNSを通じた流入を効果的に活用する方法です。自社サイトでは、コラムや事例記事を充実させ、SEO対策を施すことで、潜在顧客層にもアプローチできます。

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  • SNSでの活用方法
    • 特定の話題を取り上げた投稿を行い、自社サイトに誘導。
    • 動画やインフォグラフィックでユーザーの興味を引く。
  • 自社サイトの設計
    • コラムや事例記事を充実させてSEO対策を実施。
    • 商品ページやFAQを整備して信頼感を向上。
  • 分析のポイント
    • サイト内での訪問者の行動を追跡。
    • 検索エンジンからの流入キーワードを特定。

例えば、SNSで特定の話題を取り上げた投稿を行い、関連する詳細な情報をコラムとして自社サイトに掲載します。このプロセスにより、訪問者がサイト内を回遊しやすくなり、購買ページに自然と誘導されます。また、検索エンジンからの流入を増やすことで、SNSやリスティング広告に頼らず安定した集客を実現します。

良いサイトの作り方についてはこちらもご覧ください。

このアプローチの最終目標は、SNSを活用した短期的な成果と、自社サイトを活用した長期的な顧客基盤の構築を両立させることです。サイト全体の信頼性が高まれば、他事業者への売却や運用の自動化も可能となります。


分析の重要性

効果的な販路構築には、データ分析が欠かせません。以下のポイントを徹底的に分析することをおすすめします:

  • SNS投稿ごとのパフォーマンス(インプレッション数、クリック数)
  • 流入元やユーザー属性(国、デバイス)
  • コンバージョン率(CVR)

これらのデータをもとに、販路を改善し再現性を高めることが可能です。


最終目標

最終的には、SNSやリスティング広告に頼らず、自社サイトだけで安定した収益を得られる仕組みを構築することが目標です。さらに、運用が軌道に乗った後は、このシステムを他の事業者に提供・売却することも視野に入れられます。

ポイントは一つの媒体に頼り切るのでなく、全体的なファネルの仕組みを考えて、SNSやwebサイト、その他の媒体を全体を動かす一つ一つの歯車として捉えて運用すること。

SNSがバズらなかったら終わり

SEOが命

このようなファネルはとても脆弱と言わざるを得ません。

さらに、オンライン動線とオフライン動線を組み合わせてさらに強固な集客システムを確立させましょう。


まとめ

オンライン販路を構築するには、SNSを活用したスピード感のある認知拡大と、ウェブサイトやマーケットプレイスを組み合わせた購入導線の設計が鍵です。

実践のステップ

  1. SNSで認知拡大を図る。
  2. マーケットプレイスやLPを活用して販売テストを行う。
  3. 自社サイトを構築し、SEO対策を施して安定的な収益化を目指す。

海外向け販路を開拓したい方は、ぜひこのロードマップを参考にしてみてください!最後まで読んでいただきありがとうございました。

それではまたお会いしましょう!

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