はじめに
こんにちは!金本です。
今回は「NGなWebサイト構築方法」と「きれいなWebサイトの構築方法」についてお話しします。
このnoteでは、海外向けにサービスや事業を展開しようとしている方や、インバウンド集客を考えている事業者の方にとって役立つ情報を発信していきます。
Webサイトは、SNSやYouTubeといった他のツールと組み合わせて運用することで、反響率を高める重要な役割を果たします。特に、SNSを通じた集客だけに頼らず、Webサイトを「着地地点」として活用することで、販売や顧客獲得の可能性を大きく広げることができます。
では、NGな構築方法と、良い構築方法について具体的に見ていきましょう。
NGなWebサイト構築方法
1. 内容が散乱している
最もよくある失敗が、思いついたことをただ書き連ねるだけのWebサイトです。例えば、毎日のように更新を重ねても、ネタに一貫性がなければ、全体構造が混乱し、結果としてGoogleのクローラー(検索エンジンがサイトを評価する仕組み)が正しく認識できなくなります。
Googleクローラーが認識できないのと同様、生身の人が見た時も、一体何を主要な事業としている会社や個人事業のサイトなのかがわからず、情報だけをとって離脱してしまうことでしょう。
2. 構造が複雑で論理性に欠ける
孤立したブログ記事や無関係なコンテンツが散在していると、ユーザーも迷子になりやすくなります。その結果、訪問者が目的の情報にたどり着けず、離脱率が高まります。
3. 内部リンクの不備
内部リンクが十分に設計されていない場合、ユーザーは1ページでサイトを離れてしまう可能性が高まります。これでは、どれだけ流入数を増やしても意味がありません。
良いWebサイト構築方法
1. ロジックに基づいた階層構造
Webサイトは「階層構造」を意識して設計することが重要です。例えば、あなたがSNS全般を代行する業者だとすれば、以下のようにサイトを組み立てていきます:
- 抽象度の高いコンテンツからスタート 例:「SNSとは何か」という広範なテーマ。
- 具体的な内容に掘り下げる 例:「Instagramの成長方法」「TikTokの使い方」など。
これにより、コンテンツ全体が関連付けられ、クラスター(トピックのまとまり)が形成されます。結果として、ユーザーが目的の情報にスムーズにたどり着けるようになります。
2. キラーコンテンツの作成
サイトの中心となる「キラーコンテンツ」を作成することで、SEO効果を高められます。たとえば、「YouTube運用完全ガイド」のような包括的な記事を作り、その中で「サムネイル作成方法」「音楽選び」など、具体的な記事にリンクを張る形です。このように内部リンクを最適化することで、回遊率を向上させることができます。
3. 目的に応じた設計
まずは「このWebサイトで何を達成したいのか」を明確にすることが第一歩です。その目的に応じて、必要なコンテンツやカテゴリーを定め、具体性をもたせた記事を作成していきます。
4. 細部から構築する
いきなり抽象的なキラーコンテンツから作るのではなく、まずは「具体的な記事」からスタートしましょう。その後、具体的な記事をつなぐ形でキラーコンテンツを作り、さらにその全体をつなげる形でサイトを完成させます。
実務でのポイント
- ビジョンの設定 最初に「サイトの目的」を明確にし、その目的を達成するための大カテゴリー、小カテゴリーを設定します。
- 小カテゴリーから手を動かす 大カテゴリーの記事に取り掛かる前に、小カテゴリーの記事を量産します。これにより、全体の構造が見えやすくなり、効率的なサイト設計が可能になります。
- 内部リンクを活用 各記事を適切にリンクさせることで、ユーザーが自然とサイト内を回遊する仕組みを作ります。
まとめ
Webサイトは「具体」と「抽象」のバランスが命です。抽象度の高いテーマからスタートし、それを具体的な内容に落とし込み、最終的には各コンテンツをリンクで結びつけることで、ユーザーが迷わない設計を実現できます。
どれだけ流入数を増やしても、サイト内でユーザーが満足しない限り、成果にはつながりません。まずは内部構造を徹底的に固めたうえで、外部へのアプローチを強化していきましょう。
この考え方は、WebサイトだけでなくInstagramやYouTubeなど、他のプラットフォーム運用にも応用可能です。ぜひ今回の内容を参考にして、あなたのWebサイト運用に活かしてください。
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