こんにちは!
2024年の12月7日に、海外の方が日本文化を深く理解し、その魅力を世界に伝えられるようになるためのツアーを企画・実施しました。その旅程を通じて得られた教訓や、参加者の興味深い視点を共有します。
旅程とハイライト
1. 浅草寺(鬼滅の刃 聖地)
浅草寺は、アニメ「鬼滅の刃」の大正時代を彷彿とさせる歴史的な舞台です。雷門や仲見世通りを散策しながら、以下のトピックを解説しました。
- 歴史背景: 江戸時代の庶民文化から近代歓楽街への変遷
- 文化的特徴: 本尊が絶対秘仏であることや、将軍徳川家康の庇護を受けた歴史
- 体験の魅力: 人形焼や揚げまんじゅうを食べ歩き、日本最古の商店街・仲見世通りの由来を紹介
参加者からは、「上の竜の彫刻」や「3枚の皿の意味」に興味を持つ声が。さらに、「関西エリアの人が何をお土産に買うか」など、地元の視点への質問も印象的でした。
2. 朝日稲荷神社(天気の子 聖地)
近代的なビルの中にひっそりと佇む神社。このスポットは、映画「天気の子」のワンシーンで、主人公が訪れた神秘的な雰囲気を感じられる場所です。
- 見どころ: 神社の静けさとビル街のコントラストが絶妙
- 体験: 陽菜の「晴れ女」の力を授かった場所として、映画ファンにはたまらないロケーション
「隠れ家的な神社が面白い」と好評でした。メジャーなスポットよりも、こうした小さな発見の方が感動を与えるのかもしれません。
3. 明治神宮(君の名は 聖地)
広大な人工林に囲まれたこの場所は、映画「君の名は」を連想させる神聖な雰囲気を持っています。
- 歴史と文化: 明治天皇を祀るために作られた「永遠の杜」。植林は全国からの献木と11万人の勤労奉仕によって完成。
- 見どころ: 清正井(きよまさのいど)、お酒の樽とワインの献上エリア
ガイドでは、「天皇」と「emperor」など、言葉の概念の違いに触れつつ、明治神宮がいかにして国民の願いを象徴する場所となったかを解説しました。
4. 須賀神社(君の名は 聖地)
映画「君の名は」のラストシーンを彩る有名な階段で知られる神社です。
- 体験のポイント: 階段で映画のワンシーンを再現した写真や動画撮影を実施。
- 背景知識: 須佐之男命の神話を通じて、日本神道のストーリー性を体感
「君の名は」関連のスポット巡りは非常に人気が高く、参加者がアニメ文化を通じて日本の神話や宗教観に興味を深めるきっかけとなりました。
ツアーから得た教訓
ツアーを実施して分かったこと
- 言葉や概念の違いを理解する重要性
- 「天皇」と「emperor」や「神」と「god」など、翻訳では完全に一致しない概念が多く、深い解説が求められる。
- 海外視点の意外性
- 日本人にとって当たり前のことが、海外の人には疑問点となる。例として、「七五三の由来」や「仏壇の意味」への興味が挙げられる。
- ローカルで隠れ家的な場所の方が魅力的
- メジャーなスポットよりも、静かで隠れた場所を訪れる方が参加者の感動を呼ぶ。
- 体験型の学びが人気
- 御朱印集めや参拝の作法、抹茶の試飲など、実際に行動することで学べる内容が好評。
まとめ
今まで、場所を借りたり、部屋を借りてイベントを行うことは多くありましたが、場所と場所を繋いでツアーにする試みは初めてのものでした。
ツアーでは、たくさんのシルもんが飛んできて、時に答えられないほど難解で鋭い質問もありました。こういうのは現場でしかわからない。イベントの主催ができる、ツアーが組める、という強みはここにあります。
目の前にいる人を理解できずに、マスにマーケティングをすることはできない。これからも月に一回程度このようなツアーを企画運営し、生のFBをこちらにアップロードしていきます。
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